AGA治療〜最新の病院・皮膚科の治療はコレ

MENU

女性の薄毛〜男性と違う点

 

近年、頭髪治療専門のクリニックを受診する女性の数は、あらゆる年齢層で増えています。
男性が男性ホルモン(DHT)の影響で抜け毛や薄毛が進行していく状態をAGA(androgenetic alopesia)といいます。
これに対して、女性に起こるAGA(正確には異なりますが)をFAGAと呼びます。
健康な時や若い時に、女性ホルモンのエストロゲンが活発に分泌されているときは、FAGAは起こりません。
しかし加齢や出産などで、エストロゲンの分泌が減った状態になると、抜け毛や薄毛が進行していきます。

 

AGAとFAGAの症状の違いは、まず毛が抜ける部位が違います。
AGAの場合は、頭頂部や髪の生え際中心に薄毛が進行していくのが特徴ですが、FAGAでは髪の毛全体が細くなり、薄くなっていきます。

 

またAGAは進行性なので、何もしなければどんどん髪の毛が抜けて、減っていきます。
一方FAGAでは、エストロゲン自体は減っても一定量は分泌され続けるため、抜け毛が始まっても進行は非常にゆっくりなものになります。
エストロゲンには、ヘアサイクルを長くする働きがあるからです。

 

女性の薄毛の分類について

 

女性の薄毛は、大きく分けて4つのタイプに分類されます。
円形脱毛症は、男女ともにおこり、現在では自己免疫疾患と考えられていますので、ここでは分類から除きます。

 

びまん性脱毛症

髪の毛全体が薄くなっていき、髪の分け目が目立つようになってきます。
AGAのような部分的な毛髪の現象は見られません。

 

ひこう性脱毛症

頭皮の皮脂が増え、ふけが毛穴を塞いでしまうことにより脱毛が起こる状態です。

 

分娩後脱毛症

妊娠中増えていたエストロゲンが、出産後減少することにより抜け毛が起こります。
この場合、毛髪は全体的に薄くなってきます。

 

牽引性脱毛症

髪の毛を強く引っ張ったまま縛るような髪型(ポニーテールなど)をすることで、1ヶ所に強い刺激が加わり続けるために毛が抜けます。
この場合は、髪型に気を付けて変更するだけでも治ってしまうことが多いです。

 

女性薄毛の治療について

 

女性の薄毛の治療は、男性のAGA治療とは異なります。
まず、フィナステリド(プロペシア)は、女性の薄毛には効果はありません。

 

ミノキシジルには頭皮の血流を改善させる効果がありますので、女性の薄毛にも有効です。
女性用には低濃度のミノキシジル外用薬を使うことが多いです。
女性薄毛の治療には、ミノキシジルの外用薬に加えて、サプリメントの併用と生活習慣の改善が、非常に有効です。

 

サプリメントは、アミノ酸、ビタミンB類、Lしステイン、パントテン酸、亜鉛などを取ると効果的でしょう。